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『蜜林檎Ⅰ・Ⅱ
　　*みつりんご』
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☆登場人物☆

現実の恋はいらない
佐山　杏（サヤマ　アンズ）
×
野瀬　樹（ノセ　イツキ）
愛しのロックスター
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☆あらすじ☆

体の弱い母の略奪愛の末に、この世に生を享けた主人公、佐山　杏（サヤマ　アンズ）は、自分の存在を否定し、母のようにはなりたくないと思った。愛に溺れて大切な事が見えなくなるくらいなら人を愛さない、そう決めた少女は現実の恋に背を向け、手の届かないロックスター・野瀬　樹（ノセ　イツキ）に憧れる。憧れはいつしか本物の愛に代わり、彼と未来を見つめたその時、隠されていた真実がみえる。

樹:::
『俺がおまえを本気で好きになるとでも思っていたのかよ・・・笑える、俺を欲しがる女はこの世にごまんといるんだぜ、俺は誰にも縛られない』

愛しい人が泣いている・・・
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☆藜の一言☆

この物語は一般人とロックスター、二人の恋愛模様だけではなく家族愛にも溢れた作品になっていると思います。人を愛することを知ったことで、自分が生まれてきた意味を知り、親の想いを知る。愛は尊いもの。
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