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『蔓薔薇
  *つるばら』
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☆登場人物☆

愛に絶望し無気力に生きる
沢田 美桜(サワダ ミオ)
    ×
幼馴染を一途に愛する弟
榊枝 旭(サカエダ アキラ)
    ×
榊枝 功(サカエダ イサオ)
恋人を亡くした兄
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☆あらすじ☆

過去、男性に、心身に深い傷を負わされた主人公、沢田 美桜(サワダ ミオ)は毎日を無気力に生きていた。そんな時、自分の事を助けてくれた二人の男性、旭(アキラ)と功(イサオ)に出合い、二人のことが気になる。どことなく雰囲気が似ている二人、それもそのはず、二人は兄弟なのだから。弟に惹かれ、兄に惹かれる・・・

功:::
『そこまで、露骨に無視する事無いよね、確かにそいつの話は面白くないけど・・・せっかく綺麗なんだし、もっと愛想よくしたら・・・』
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☆藜の一言☆

『蔓薔薇』は初期の作品です。その後の私の作品に影響を与えています。私の中にも、誰かの中にも、心に傷のひとつやふたつはあると思います。そこにつかれると自然と涙は流れ、胸は痛み、苦しい。だけど、その思いを癒してくれるのは時間と人の温もりだと思います。人を愛すること信じることは、例え傷ついたとしても、やっぱり素敵なことだと思います。
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