「えーとっ・・・」
一年生の下駄箱ってどこだっけ・・・
「ここかな・・・」
「夏美っ」
-ドキッ
「び、びっくりしたぁ・・・
って・・・誰!?」
後ろからいきなり現れた人は
どこかで見覚えがあるひとだった。
「俺?俺は佐々木秋也ー
よろしくなー」
佐々木秋也・・・くん?
聞いたことないのに
やけに聞き覚えのある声も
その名前もはじめてな気がしなかった。
「は、はぃ・・・。」
「何ぃー?さぼってんの?」
「え!?あっ違いますよ!
遅刻しちゃって・・・」
「意外だな!夏美!」
少し茶色が入った髪に
真っ白で真新しい制服に
少し胸がドキッとした。