「ね~、謙太?私たちって、本当に付き合って
いるのかな。」

今、しゃべって居るのが俺の彼女、蘭である
コイツは、同じ部活で幼なじみで家も近いって
言うだけで、付き合い始めた。

「さ~、分からねー!
     てか、なんで付き合い始めたのかも
分からねー。」

「え!?なんで、そんなこと急に言うの?
なんで、なんで。」

なんでって、言われても分からねーよ。

「まずは、帰ろうぜ。明日は、試合なんだから。」

「え?、うん」

俺たちは、家の近くにある車の通りが多い
交差点で、信号待ちをしていた。しかし、
その時の待ち時間が地獄の始まりだった。

「蘭、急で悪いんだけど俺と寝ないっ・・・!!
かっ・・・!!」

急に俺の身体が宙に浮いて、交差点の中に身体が
入ってしまった。

「え?謙太?」

それは、この頃有名だったのが通り魔・切り裂き魔
ならぬ、通り押し魔が出ていたのであった。

その後だった。俺に起きた悲劇は…。

きぃぃぃぃー!!!!! 

「け、謙太?…いや、いや…キャ~!!!!!」

俺はトラックにひかれたのであった。