「 麗華、言って? 」





家に海が来ていたことは
知っていた。
アイツの目的は大体聖弥だし
大方チョコでも貰いに来たんだろ。










───────けど、さっきの奴。






アイツは、危ない。









「 りゅっ・・・や 」


「 うん? 」


「 ッん・・・・・愛して、る・・ 」







意識を飛ばす寸前に、
そう言って俺に手を伸ばすと
俺に抱きつきながら、麗華は
寝息をたて始めた。