君がくれたもの



「ていうか、坂本さん、風邪でしょう?ちゃんと休みなさい」

俺は、そういって


愛莉を見る


「・・・あんな家にいたほうが病気になるよ」


苦笑いをしながら言う

「・・・どちらにせよ、親が心配しますよ?こんな時間に:

23時だったもう


「心配なんかしないよ、あの人たちは」


・・・10年前も言っていたな


同じ言葉なのに


なぜか今の愛莉は


あまりにも、感情をなくしているようだった