緑からピンクに変わった飛行場に一本だけある桜の木を見つめている1人の女の子。





その女の子はちょっとだけ背伸びをして、桜の花びらを一枚とると、





吹く風に花びらを乗せて悲しそうに空を見上げていた。
「ばいばい。」



そうつぶやくと、幼い彼女は飛行機の中に消えて行った。