「なぁ、愁いつまで此処にいんだ?」


此処と言うのは公園の事


「別に、お前には関係ねぇ」


「お前じゃなくて涙、だ


……うちくるか?」


「はぁ?

涙、何言ってんだ?」


「いや…そのままの意味だから」


そう言ってベンチから立ち上がった

「うっし、行くぞ!」

いきなり俺は手首を掴まれた


「おいっ、離せ!!」

言っても無視。


こいつ…


ドス…

「くっ…」

おなか殴ってみた。


その隙に涙の手をふりほどいた

「じゃあな」