ガチャ


「広っ」

ははは


やっぱそーなるよねー


「柚たちいいなぁ

俺もここ来たかった」

んな事いわれても…

「とりあえず、部屋来て」


「あ、あぁ」


部屋に入ると

「うわぁ

柚っぽい」

「やっぱ?」

「あぁ」

さてっと、

「椎、話聞かせて」

「単刀直入に聞くな…」

だって面倒なの嫌いだから

「まぁ、いいか…

で、何を話せばいいんだ?」

「まず何で偽名使ってんの?」
それがずっと気になってた…


どうして、

“工藤椎也”じゃなくて“赤城愁”と名乗っているのか…


「ふっ…

理由か…、偽名を使ってんのは俺の正体がバレないため」

「赤羽のやつらにも言ってないの?」

「もちろん…だから偽名使ってんだよ」

「そ、う…

ねぇ椎也」


「なんだ?」


「私といない間に何があったか教えて…ー」


椎也は少し考えてから

「分かった」


と答えた