龍なる羽 壱【完】



「柚李?、どした」

陸が私の事“柚李”と呼ぶのは本当に私を心配しているときだけ

心配かけたなぁ…ー


「なんでもないよ!

私部屋に戻んね」


「おぉー」


「俺、部屋まで送るよ」


え…


「ほら行くぞ」


「ちょ、愁!?」

理季が呼んでも振り返らないで
愁ってやつは私の手首を掴んでお寿司屋を出た


ドキ…ー


また鼓動が早くなった


エレベーターに乗ると愁ってやつが口を開いた


「俺の事は怖くないの?

柚…ー」


ドクン…

ドクン…


この、声…


「椎、也…」


「はは、俺のこと覚えててくれたんだ」

椎はそう言って私の頭を撫でた

この手…


懐かしいなぁ…


「っ…!?柚、李?」


椎は驚いていた


何故なら私が椎に…椎也に抱きついているから















「会いたかった…ー。」