龍なる羽 壱【完】



ホテルの中に入ると…、これまた凄い豪華。

ってか、普通さ…

高校生の修学旅行でこんな豪華なホテルに泊まらせるか?


はぁ…。


「あれ?柚どしたの?


ため息なんかついて…」


いや、あんたの彼氏のせいだから。


そんな私の思いも気づきもしないでこの人はのんきに
「さぁ!今からあんた達を特別部屋に案内するわ!
ついてきなされ!」
とか言ってる。


だめだ…


超張り切ってる…


私は苦笑いして子供みたいにはしゃいでいる我が姉について行った


みんなも若干顔が引き攣っている…


はは…


なんか、みんなごめんね


私は心の中でみんなに謝罪した…


それから、エレベーターに乗って最上階へ…ー


なんと最上階は63階


下まで行くの大変じゃん!!


またもため息が出る。


あーあ


幸せが逃げる…


…そんなことを考えていたら、いつの間にかキラキラ輝いている扉の前にいた。


私は初めて<開いた口がふさがらない>という言葉通りの事を体験した…


何分か経ってもまだ口を閉じる事が出来なかった。


そして、ようやく此処にいる全員が口閉じたらいつからいたのか…

龍騎が「此処がみんなの部屋だよ。

個室が何個かあるはずだから…

それじゃ、俺はこれで。

蒼行くよ」

とだけいい蒼ねぇと共にこの場を去って行った。