しばらくバスが走ったところで直がいきなり
「お前、昨日なんかあったろ
嘘言わないで言え。」
って言った
もちろん私は「いや、なんもないから…」
って答えた
それでも直は「絶対なんかあった。
約束しただろ?
”俺たちの中では絶対に隠し事はしない”
って…」
そう言った
でも…
…正直に言おうかな。
「あのね、昨日椎から電話がかかってきたんだ…
ただそれだけだよ」
言い終わると直は
「そうか…」
しか言わなかった
そのあとに
「また椎から連絡あったら言えよ?」
って言われて頭を撫でられた。
「じゃあ、修学旅行楽しもうな!」
「うん!!」
ーー…この時の私は浮かれすぎていて忘れていたんだ…
“あの人”が言っていた言葉を…ーー


