「じゃあ、行くよ!!」

「はーい!!!」


それから私たちは普通に歩いて学校に向かった



学校に着くと直たちはもう着いていて、


「柚、遅ーい!」って永遠に言われた。


あんたらが早いんだよ

って思ったけど口がさけても言えなかった。


なぜなら……


永遠がすごく黒い笑顔で私を見ていたから…。


なんでそんなに怒ってるのかな?


私の考えていることが分かったのか光輝が


「昨日、柚が明日8:50には学校で待ち合わせしよう。
って言ってのに10分遅刻したからだよ」
って言われた

……忘れてた。


そういえばそんなこと言ってたかも…

ここは正直に謝った方がいいよね

「ごめん。忘れてた…」


そう言ったら「じゃあ、今度なんかおごってね。

それになんかあったかと思って心配したんだから…

携帯も出ないし…」

って言われた。

「…永遠、ごめんね。

携帯、マナーモードにしてるから気づかなかった…。」


「ん。

もういいよ!

無事だったからそれでいい!!

じゃっ、バス乗ろっ

向こうで蒼さんがさっきから私たちのこと呼んでるみたいだからさ」


私が永遠が指さす方向を見ると確かに向こうで蒼ねぇが私たちの事を呼んでいた


私たちは急いでバスに乗った。


乗る前「遅いから。」って蒼ねぇに言われたけど…。

聞こえてない振りをした

バスに乗ると私は直の隣に座った。

いや、直が私の隣に座ったって言うのかな…


一分後ぐらいにバスが出発した