~♪
「んっ…ー。
電、話…?」
私は枕元にある携帯を取り名前を確認しないで電話に出た
「もしもし…」
「……寝てたのか?」
「…えっ…?」
この、声…
「椎…」
「フッ…そうだよ
元気にしてるみたいだね
“この前”会って安心したよ」
えっ……。
この前?
私、椎と会った…?
……いや、ある…
学校で声を聞いた
あれは聞き間違いじゃない。
じゃあ…
椎は…赤羽のやつらの中にいるってこと?
「どうやら、俺が赤羽のやつらの中にいるって分かったみたいだな
でも、柚…」
「な、何?」
「“今は”俺を捜すな。」
「どういうこと…?
な、んで捜しちゃいけないの?」
「探されたら困るからだ
いずれ分かるから今は捜さないでくれ…
頼む」
「……分かった。」
「じゃあな
多分近いうちに分かる」
「え…ど…ブチッ…」
もう電話口から椎の声は聞こえなかった
聞こえたのはむなしい機械音だけだった…ー。


