「え…?」


責任とるってどういうこと?
まさか私を嫁にもらってやるって意味じゃないわよね。


ドキドキドキドキ。


もともと完璧な容姿をしてる上に、今は水もしたたってイイ男度が三割増し。
ダメだ、ときめくな私っっ。


「…責任とって、今度こそ本当にお前を俊介とくっつけてやるよ」


って、おーい!
なんて無責任な責任の取り方だよ!
一瞬でもドキッとした私の胸の高鳴りを返せ。


とはいえ、確かに私にとって一番嬉しい言葉かも。
何だ、センパイこそ私のこと結構分かってんじゃないですか。


「だから早くその貧乳をしまえ」


「キャー!」


私は慌ててカーテンを閉めた。
なんだかんだ言って、しっかり見てんじゃん!
見直して損したわ。


でも…。
ジャージに腕を通しながら、私は苦笑する。


なぜか分からないけど。
いつもと同じでエロくて、サイテーなのに。
このとき初めて、センパイは本当はほんのちょっとだけ、いいヤツかもしれないと思ったんだ。