この男、偽装カレシにつき

「セ、センパイ!
ここ、保健室…!!」


センパイは私の肩に腕を回すと、徐々に体重を預けていく。


ママママ、マズイ!


何がマズイって。
何だかんだ言って、抵抗できない自分が一番マズイーっっ!!


なんて慌てているうちに。
気付けば、ベッドに押し倒されてる。


「や、やめ…」


まるで麻薬のようなセンパイの香りに包まれると。
わずかにあった理性も、あっという間にとろけてしまう。


「―――ないで…」


ああ。
もう、どうにでもして。
なんて完全に受け入れ体制が整ってしまったとき。


スー。
耳元で静かな寝息が聞こえた。