この男、偽装カレシにつき

私は恐る恐る、大野センパイの顔を見る。


えーと、つまり。
状況を整理すると。


センパイは本気でゲームを探すのに苦戦してただけで。


たまたま出掛けてたお母さんも、もう帰って来てるってことで…。


ボボボボッ。
私の顔が、途端に赤く染まっていく。


しまったーっ!
私ってば、何という誤解をしてたのよ!!


大野センパイが、下心丸出しのどっかの誰かさんと違うって分かってたはずなのに。


センパイに肩を叩かれたくらいで、こんなに逃げるなんて。


自意識過剰にも程があるっつーの!