橘センパイは周りを見回した後、額に青筋を浮かべながら大野センパイを睨む。
「お前がくだらねーこと言ってきたせいで、コイツと切れたのがバレそうじゃねーか！」
「いいだろ、実際別れたんだから。
だいたい、自分で暴露しといて人のせいにするな」
勝手過ぎる言い掛かりに、大野センパイは取り合わない。
「やっと最近、纏わり付く女が減ってきたのに。
人の苦労を台なしにすんな！」
なるほど。
さっき言いかけて止めたのは、私と別れたのがバレて以前のようになるのが嫌だったからか。
…それってつまり。
別れた後も、私を女避けに利用しようとしてたってこと？！
何それ！
許せないっっ！！
「お前がくだらねーこと言ってきたせいで、コイツと切れたのがバレそうじゃねーか！」
「いいだろ、実際別れたんだから。
だいたい、自分で暴露しといて人のせいにするな」
勝手過ぎる言い掛かりに、大野センパイは取り合わない。
「やっと最近、纏わり付く女が減ってきたのに。
人の苦労を台なしにすんな！」
なるほど。
さっき言いかけて止めたのは、私と別れたのがバレて以前のようになるのが嫌だったからか。
…それってつまり。
別れた後も、私を女避けに利用しようとしてたってこと？！
何それ！
許せないっっ！！
