ていうか昼からこの流れ?
やっぱりオトコってのは多かれ少なかれ、そういうことに興味あるの?
嘘だと言って、大野センパイ…。


祈るように大野センパイを見ると。
センパイも興味あり気に、私と橘センパイの様子を伺ってる。


あぁ。
大野センパイもなのね(ちょっとショック)。


仕方ない。
残るは(一応)乙女の純ちゃんだ。


助けを求めて純ちゃんに目をやってみたけど。
またも我関せずでエビピラフを食べてる、マイペースな彼女。
痛風になっても、お見舞いに行ってやんないんだから。


「お前らのラブシーンが全く想像つかないんだけど」


龍センパイがぽつりとつぶやく。


そりゃそーだ。
私だってそんなの想像できませんとも。
ていうか、したくないっつーの。


だって私とこの女タラシの間にはラブなんてないんだもん。


あるのは、片や大野センパイへの愛情と、片や暇潰しで繋がれた、今にも切れそうにか細い契約だけ。


龍センパイ、大正解!