私の突然の告白に、周りは騒然となる。
にも関わらず、私がぎゅっと掴んだ学ランは微動だにしない。


何で反応がないの?
イキナリすぎた??
やらかしちゃった???


恐る恐る顔を上げた私は驚いた。
いや、驚いたなんてレベルじゃない。


だって。
一大決心して告白したハズの私の目の前に立っていたのは、私が去年からずーっと憧れ続けた愛しの大野俊介センパイじゃなかったんだから。