「使えなさ過ぎんだろ…。
持ち主と同レベルかよ」
橘センパイはケータイを覗き込むと、顔をしかめた。
何その言い方。
圏外は私のせいじゃないっつーの。
ていうかアンタが頭から妨害電波でも出してんじゃないの?
なんて、まさか言えませんとも。
一通り部屋を見て回ってみたものの、入った扉以外には人が出入りできそうな場所はなさそうだ。
てことはやっぱり、こんなトコでこんなヤツと過ごさなきゃならないの?
私ががっくりうなだれたとき、橘センパイはあくびをしながら床に腰を下ろした。
「教室に鞄置いてあるし、戻らなかったら俊介たちが探しに来んだろ」
そっか。
確かにそうかも!
センパイってば落ち着いてるわね。
私はホッとしてセンパイの隣にぺたんと座り込んだ。
持ち主と同レベルかよ」
橘センパイはケータイを覗き込むと、顔をしかめた。
何その言い方。
圏外は私のせいじゃないっつーの。
ていうかアンタが頭から妨害電波でも出してんじゃないの?
なんて、まさか言えませんとも。
一通り部屋を見て回ってみたものの、入った扉以外には人が出入りできそうな場所はなさそうだ。
てことはやっぱり、こんなトコでこんなヤツと過ごさなきゃならないの?
私ががっくりうなだれたとき、橘センパイはあくびをしながら床に腰を下ろした。
「教室に鞄置いてあるし、戻らなかったら俊介たちが探しに来んだろ」
そっか。
確かにそうかも!
センパイってば落ち着いてるわね。
私はホッとしてセンパイの隣にぺたんと座り込んだ。

