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ああ、懐かしいな…。
あの時の奴らが、恭弥と勇汰だったのか。
「…ゃ…ぅや…優哉?」
「っ?…あ、ああ、悪い…」
「随分ボーッとしとったんやなあ?魁斗が何回も呼んどったで?」
「マジか、ごめんな」
昔を思い出していて、周りにコイツらがいることを忘れてた。
あー、メガネ疲れた。鼻いてえんだけど。取っても…いいよな?うるさい女もいねえし。
「…な、メガネ取っていい?」
「どうしたんですか急に?」
「いや…メガネって疲れんじゃん?」
「…まあ、」
ははは。だって俺、目悪くねえし。
というわけで、俺はメガネを取って前髪をかき上げた。
「っあー、前髪邪魔だあー」
「「……っえ!!?」」
「……は?」
かきあげた瞬間、周りからおこる大声。
見渡せば、幹部達全員が目を見開きながら俺を見ていた。
な、なんだよ…?
「お前らどうしたんだよ…?」
笑いながら言いたかったけど、少し引き攣ってしまった気がする。
「や、やって…お前……
………超イケメンやんかーーーっ!!!!」
そんな白我の叫び声が、幹部室に響き渡った。
