…………え。
暴、蝶?
「……そういやお前」
暫く俺が固まっていると、勇汰が何かを言いかけた。
「な、んだ?」
「お前が前住んでたのって、k町だよな?」
「まあ…」
「「何だって!?」」
素直に答えれば、俺と勇汰以外が声をあげた。
k町が、どうかしたんだろうか。
不思議に思っていると、白我が言った。
「蝶華の行動地域やん!」
ああ、そういうことか。
やはり、全国No.1の蝶華は有名みたいだ。
だから暴蝶も知ってんだな。納得。
「そういやあ、そうだったな」
「はあ!?なんやその反応!!蝶華やで!?ちょ・う・か!!」
「「うるせえよ」」
全員(白我以外)の気持ちが一致したのだった。
ウザい。とてつもなくウザい。
誰かコイツをどうにかしてくれ。
「それがなんだよ」
「俺ら、蝶華に憧れとんの」
「……マジ?」
へえ。俺ら憧れられてたんだ…。
まぁ、俺はもう関係ねえんだけど、さ。
暴蝶は、死んだ。
