「しらばっくれたって無駄だ。こっちで全て調べあげた。証拠もあんだよ」
「…っお前ら、誰だ」
それ、言うの二回目だよ。
まあ、仕方ない。答えてやるか。
「俺は九条組若頭」
「同じく九条組、若頭補佐」
「……っ九条、組…だと?」
「そうだ。今回、ウチの奴がお世話になったんでね。黙っちゃあいられねえよ」
そう言うと、太田は懐から銃を出してこっちに向けた。
はっ、すぐに銃を向ける…この程度の組長か。
因みにあたし達も銃を持っている。
でも人を殺すわけではない。
カチャリ、太田が引き金に手をかけた時、爽が銃で太田の銃を持ってる方の手を撃った。
その衝撃で太田は持ってた銃を落とした。
その隙にあたしが太田を殴り飛ばす。
「簡単に人に銃向けんな、カス」
「…っち、」
「(カスとかカワイソー)」
「爽、警察に連絡しとけ」
「ああ」
すると、気づけば太田はそこにいなくて、鉄パイプを振り回しながら走ってきていた。
はあ、素手で勝負できねえのかよ。
あたしに向かって振り落としてきた鉄パイプ。
それをスルリと避け、太田の顔面に蹴りを入れた。
ウッ、と小さく呻いて太田は気絶した。
「優、おつかれ」
「うん…何か、弱くない?」
「所詮、薬に頼ってたってとこだろ」
爽が肩をすくめながら言った。
「さ、帰ろーぜ。若!」
「その呼び方やめろよ」
なんて会話をしながらあたし達は九条組に戻った。
───Mission Finish。
