あたしは死んだ。 “暴れる蝶”という、あたしは死んだ。 もう、暴蝶なんて存在しない。 自分から手放したその名、その居場所。 なのにこんなに胸が苦しくて、 いつでも鮮明に蘇るそこでの記憶。 “あたしは一体何がしたい?” 自分で自分が分からなくなる。 辛い?そうなのかもしれない。 悲しい?確かに悲しい。 虚しい?何故喧嘩するか分からないから。 寂しい?皆と会えないからね。 ほらやっぱり。 あたしには未練しか残っていない。