恋愛音痴




『内の兄姉ですよ』


馬鹿にされて
少しイラっときたあたしは
睨みながら言った

一瞬沈黙が走る

金髪の人なんか
口をポカーンと開けて
立ち上がろうとしていた人は
中腰で止まっている


「ぇ…
 噂の妹?…」

「ま、まぢか!」

「どーりで似てる訳だ」


うんうん、と頷いて
柄の悪い人達は納得していた







「なーに固まってんだ?」



そのとき
あたしの後ろから
聞き覚えのある声が聞こえた