『ん…』
うっすらと意識が戻って
がんがんする頭が
猛スピードで回転する
『…ぁ!蓮紅!』
猛スピードで回転した頭で
最後の記憶にたどり着き
バイクにまたがる蓮紅を
待たせていた事に気づく
ガバッと起きあがると
まためまいがして頭がくらっと揺れた
なんとかそれを抑えこんで
立ち上がろうとすると
ベッドに寝ていたことに気づいた
景色は白ばかりで
病院って事まで理解できた
腕には点滴がうたれていて
隣のベッドには20才くらいの
女の人が雑誌をよんでいた
『ぁ、内倒れたんだ』
だとしたら痛かったのは地面かな?
なんとなく覚えている記憶をたどると
ここにいる意味が納得できた
「大丈夫?」
声をかけられ
びっくりして隣をみると
雑誌を読んでいた女の人が
こっちをみて微笑んでいた
「熱中症で倒れたんだってね?
昨日ずっと
イケメンがあなたの隣にいたわよ」
ふふふっと笑う女の人は
細くて綺麗でモデルみたいだった
『…あたし熱中症?』
女の人はサラサラな
ロングの髪を耳にかけながら
「うん。あたしナミってゆうの
よろしくね?」と言って雑誌を閉じた
『内、ルキって言います!
琉希って呼んでください!』
「昨日何人も琉希のお見舞いにきてたわよ」
また優しい笑顔で笑うナミさん
可愛い笑顔にきゅんっと胸がなった

