恋愛音痴








次の日、あたしは怠い体を
無理矢理動かして家事をした

少しでもラミに負担かけないように



「体大丈夫なの?」って
ラミとタツヤが心配したけど
元気なふりして
2人をデートに送り出した


洗濯と皿洗いと
アイロンかけ、それに掃除

いつもならちょいっと
終わるはずだったけど
風邪ひいてるだけあってか
結構な運動に感じた

冷や汗が流れるけど
ラミの事考えたら軽い仕事だ




一通り終わって
ソファーでくつろいでいると
玄関のチャイムが鳴った



「迎え来た」


家まできたのは蓮紅だった
みんなに頼まれて
内を迎えにきたとか(笑)


まだ準備をしてなかったあたしは
急いで部屋に戻って支度をした




『お待たせ〜』



玄関からでると家の中とは違って
蒸し暑い空気が体を覆った



「あぁ、後ろ乗れよ」


バイクにまたがる蓮紅に
駆け寄ろうとしたとき


ぱっと辺りがひかったと思ったら
真っ暗になった

体が浮かぶ感じがして
頭に激痛が走った


『痛い』なんて思う暇もなくて
固いものが全身に当たった




あたしの意識は途切れていた