「ここ…どこ?」

目の前にはマンガとかでしか見たことない
すごく大きな家がたっている。

「俺んち。ま、俺だけぢゃねぇけど。」

「そうなんだ。」

「とりあえず、入れよ。」


ーーーがちゃ。

扉を開くとすごくお金のかかってそうな床。
これが大理石っていうのかな…?

「ショウおかえ…り?誰その子?」

玄関の奥から出てきたすごく可愛い男の子は
私の隣にいる人を[ショウ]と呼んだ。

「あぁ、道で拾った。」

「へぇ、ショウがめずらしいね(笑)」

ショウと呼ばれた人は限りなく黒に近い
紫色の髪を無造作にセットしていて、
綺麗な二重に筋の通った高い鼻。
嫌味かってくらい綺麗な肌が
モデルのようなオーラをだしていた。

「ねぇその子。お風呂入ってきなよ。
突き当たりを右ね。着替えは置いとくから。」

「あ、ありがとうございます。」

私はお風呂に向かって歩きだした。