「うわああ!圭どうしよう!寝坊したよ!」
高校初日から遅刻?クラスの人とかにめっちゃ見られるじゃん!
「いいから小夜落ち着けって。5分でしたくしたら自転車後ろ乗っけてやるから」
「ほんと!?じゃあ頼んだ!」
新しい制服に身を包むと脳がギュンと覚醒した
そっか私は中3の時の夢を見ていたのか
あの時の圭かっこよかったなぁ圭のくせに
なんて考えてると
「小夜早くしろー!」なんて声が聞こえてきた
「はいはーい!今行く!」
階段をドタドタ下りて玄関に急ぐ
「小夜、上履きは持った?お弁当は?」
お、お母さん…
「もぉ小学生じゃないんだから…それに今日は半日だからお弁当はいらないよ」
「じゃあ、行ってきます!」