着いたのは王龍のたまり場だった。
え。ちょっと待ておい。
『中に皆いるのに入れないよっ!!』
何考えてんだこの猿は。こんな時にまで私に嫌がらせをしたいのだろうか。
「今日は誰もいねぇよ。帰らせたからな」
『皆に全力で土下座しなければ』
帰らせたって…皆ごめんなさい!!
総長のプライド!?ダストシュートだそんなもん!!
私のせいで皆に多大な迷惑を…
『はぁ……』
「泣きながら妄想はやめろよ、痛いぞチビ」
『チビじゃねーよ!!』
誰がチビだボケ。誰が泣きながら妄想してんだ。…私か。
塚泣きながら妄想とか私ついに頭がいかれてしま…自分で言っちゃあおしまいだぜ蓮愛。
とりあえず今はなんとかごまかして帰らないと。
『そういえば、私つまようじを買うという大事な用事が!!』
「嘘ついてんじゃねーよ。そのギャグつまんねぇぞ、気付け」

