王龍×姫龍




「~~~!!」

「~~ ~~~」


遠くで声が聞こえる。これは、千夏と彼方??
また喧嘩してるのか。全く二人は子供だなぁ。

「チビは黙ってチビらしくしとけや!」

「チビじゃないもん!蓮愛、中2だけど私と身長ほとんど変わらないもん!!」

「よく聞けパンダ。それはあいつもチビだからだ」

『私はチビじゃなーい!!!』

気付いた時には私は寝ていた部屋を飛び出してそう叫んでいた。一瞬皆吃驚した表情で私を見つめた。


「いきなり叫びながら出てきてんじゃねぇぞチビ!俺様の心臓どうしてくれんだ、あ?」

『あんたの心臓なんか知るかばーか』

「おめぇに言われたくねぇわ!」


そっからは皆を呆れされるような口喧嘩が続いた。



「はぁ…もう少し仲良くしてよ」

「いいじゃねぇかよ。喧嘩する程仲がいいって言うし?」

「あれって仲いいの?」

「そこは俺に聞くなよ~」



こんな会話も耳に入らない程大声で言い争いをしていた。
しばらくすると喧嘩の内容は、


『ちょっ、は?おま、お前馬鹿?ラーメンつったら味噌でしょ!?』