天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅥ

努力を怠る事には努力を惜しまない昨今の若者。

特に、何かに一心不乱に取り組む事をカッコ悪いと考えがちになった若い世代は、伸びしろを十分に残していながら、己の能力、素質を引き上げようとしない。

失敗する事、傷つく事、恥をかく事を恐れるあまり、一生懸命になる事を避ける傾向にある。

「それでは能力というものは育てられない。才能というものはな、持って生まれたものではないのだ。日々の努力をする事で後天的に備えられるものなのだ。生まれ持った才能の持ち主などこの世には存在しない。才能のない者などいない。努力をより多くした者に、才能は培われるのだ」

つまり、才能=努力。

努力できる者こそが、溢れんばかりの才能を持って生まれた者なのだ。