「俺ぁ丹下 龍太郎ってんだ…この学園で最強になる一番の予約してる男だから、よっく覚えとけ武富士」

金融会社か。

「ほぉ…」

龍太郎のメンチには目もくれず、建布都は彼の頭のてっぺんから足元までをジックリと見る。

「こりゃ今時珍しい…『臥龍』の資質を持つ人間なんているんだなぁ…大抵の人間は資質を眠らせたまま一生を終えてしまうってのに…お前上手くすると、『覚醒』するかもなぁ?」