「武芸百般、『武神』建布都(たけふつ)とは俺の事だ。よろしくな」

「あぁん?」

龍太郎が立ち上がる。

武道絡みの話だと黙っていられない。

「変わった名前だなぁ、お前。武芸百般って…強ぇのか?」

「ああ、強いぜぇ?多分この学園でも最強だな」

今の龍太郎に、その台詞は禁句です。

当然言うまでもなく。

「!」

龍太郎はズカズカと教壇まで歩いて行って、建布都と至近距離の睨み合いになる。