「お姉ちゃん?何やってんの?」
「何って、明日の準備、卒業でしょ?まったく」
 お姉ちゃんとは8歳年が離れてる。それのおかげかほんとに気がきく
「白バラ学園に行ってきたんだ。きれいなところだった」
「へぇ…よかったね…」
 なんだかお姉ちゃんがさびしそうに見えた。
「行ってきます!!」
 私たち受験生は、今までにないくらい忙しい。
 おかしなことに私たちの主権は春休み中に行う。
 だから何をきてきてもоkなはずだけど、女子はドレス、男子はスーツとなっている。
 なぜかというと、卒業蕭蕭を渡し終えるとすぐにパーティーが始まる。まったくおかしな規則だ。
 ドレスを着て歩くのは変だから、制服を着てドレスを持って学校へ行き、更衣室で着替える。もちろん女子は全員そうしてる。
 ホームルームになぜか私が呼ばれた。「白バラ学園推薦書」だった。まさにあの男の子に言われた通りの出来事だ。
 帰りにはみんなと別れ、白バラ学園に向かった。
「遅いよ。みんなで待ってる」
「中で何やってるの?」
「入学式」
「え?」
「いいから来い。ドレスのままだろ?」
 引っ張って行かれた場所は礼拝堂。いろんな人たちがパーティをやっている。
「この仲間たちとやっていくの?」
「でもみんな男だよ。全員ネ・・しかも寮生活ね☆」
「ウソ…」「ほんと☆」
 バタン
「あの…ここで入学式やっているんですか」
 息を切らしながら入ってきたのは女子、カールした髪がとても似合ってる。
「もしかして…ここに入る人?」
「は…はい!!女子はいないって聞いたけどあなたみたいな女の人がいてくれてうれしいで  す!!」
「私も☆」
「なんですかそれ?」
「あはははははははは」