お昼休みに学校を抜け出して。


「…んっ…」


「かわいい声」


「やぁ…そんなトコ…っ」


「じゃあどこがいいんだよ」


今日もあたしは、彼に溺れる――…


シーツの擦れる音。


ベッドのスプリングが軋む音。


「…あっ…」


あたしの甘い吐息と。


「樹里…」


耳元に響く、彼の声。