「おい海斗、美海ちゃんとなんかあったのかよ?」

「別に」


「嘘。これ見ろよ。」

悠はリモコンを持ちニュース番組にチャンネルを変えた。


「あぁ!!美海だあ!!」



光はテレビ画面を見ながら興奮して言った。



テレビ画面には、俺と美海が居た。



見出しには“謎の美少女現る”と書いてあった。


「海斗・・・どうすんだよ?これで美海ちゃんの顔は全国に放送されたぞ。」



つまり・・・美海は全国の敵対する暴走族に狙われるって事。



「誰にも触れさせない」



「触れさせないっていってもねえ・・・これは、海龍全体で守らせるしかないな」




「あぁ」




当たり前だ。
美海に少しでも触れたら俺が許さない。