「光ー結果報告しに来たから静かにしろー!」
といきなり部屋に滝さんが現れて言った。
いつのまに…!
「おぉー、滝さん。早く教えてくれい!」
光くんは私よりも診断結果を聞きたがってるみたい。
「へいへい。結果は・・・・記憶障害だ。世間で言う記憶喪失と同じだな。でもこの子の場合は、言葉はわかっている。でも、前の記憶にあった言葉しかわからないんだ。それになぜか自分の個人的なことはなにも覚えてないんだ。」
私は自分がそんな状態だとは考えてもいなかった。
でも確かに・・・・自分のことは名前も何一つわからない・・・・・。
滝さん以外の皆が驚いた顔をしていた。
「じゃあこの子、前の記憶に関東とか暴走族とかいう言葉が無かったってことですか?」
悠さんが困惑した表情で言った。
「あぁ・・・俺もなんでなのかわからないんだ・・・」
滝さんは深刻そうに言った。


