ガサガサッ 何か使える物が無いか袋の中を見ると鮮やかな柄の布と、氷枕、薬、タオルが入っていた。 「おい、これなんだよ?」 「あぁ、母さんが美海ちゃんに浴衣だってさ。」 「フッ・・そうか」 悠の母さん、センス良いな・・。 俺は浴衣を見ながらそう思っていた。 「海斗、早くタオル巻いて氷枕敷いてあげろ」 「あ・・あぁ」 「海斗!やばいよ!早くいかないと祭りが~花火が~」 光はKYではあるが、俺も美海と花火見たいし先に花火の会場まで行くことにした。