ザッバーーン 大きな波音と共に俺達に波が襲いかかった。 俺と女は引き離された。 「たっ・・助けてくれぇぇ!」 奥の方からさっきの男達の悲鳴が聞こえた。 「亜季さん!!」 女はなぜか溺れずに泳げていて俺の名前を呼んで俺に向かって手を伸ばした。 あと少しの所でまた波に引き離され、また女は手を伸ばした。 しかし、その手も俺に届くことはなかった。 「美・・・海・・・」 俺は女の名前を呼び、とうとう意識を手放した。