海の恋人 ~人魚姫×最強総長~ 【上完】



「嫌です」

女はハッキリと俺を見て言った。

「はっ・・?お前死にてえのかよ?」



「死にたくはないです・・でも、亜季さんを残して生きたくもないです。亜季さん一緒に逃げましょう?」



こんなに小さくて泣き虫ですぐ壊れてしまう様な女なのに・・・ここまで強い女を見たのは始めてだった。



そして、女は俺の腕を自分の首に回し俺の体を支えながら歩き始めた。



よろよろしていたが一歩一歩確実に進んでいた。



俺はただ黙って言う通りにしているしかなかった。


でももう、俺達は手遅れだったんだ。