名央さまに明日だけ空けてもらうようお願いしてみよう。 1分でもいいから紀子に会いたい。 私は名央さまの部屋に行った。 「名央さま、ちょっといいでしょうか?」 部屋の前まで来て名央さまを呼んだ。 するとドアが開いた。 「よっ!竜矢!」 名央さまはにやけていた。 何かいいことでもあったのだろうか… 「紀子さんからの手紙来たんだって?」 「え!?」