石川さんは起きてから急いで部活に向かっていった。 「やっぱ乃香はすごいなー」 「え?」 あたしは大内さんと帰ってた。 「いちばん後輩に頼りにされてたし、部活だってそんなに休まなかったし」 「大内さん…?」 「あたしなんか何もできなかったよ…」 大内さんは眉を下げる。