この場所で過ごして final




「竜矢!あたしも竜矢のこと幸せにさせる!」


「うん…」


「あたしも竜矢と結婚していいですか?」



紀子の左手の薬指にはキラキラと輝いている指輪があった。


昔と変わらない笑顔。



「気をつけて」


「うん!」



こうして紀子はまた海外に旅立った。