「じゃあ俺らは帰るから」 不審者は由汰さんと小春さんとともに病室から出ようとした。 「危ないから助けた」 3人は立ち止まって再び振り返った。 草宮は顔を見せないように窓の外を見る。 「それだけだ、悪いか?」 「ううん、ありがとう」 不審者たちは病室から出た。