「お兄ちゃん誰?」 なぜか会ったことがあるような感じがした。 見覚えのある顔だった。 「俺は名央っていうんだ」 「そーなんだ…」 「お前なんでこんなところで泣いているんだ?」 「いじめられたの…」 女子供の頬は叩かれた痕が残っていた。