竜矢さんは片手を顔に当てた。 「お医者様の話によると命は助かっても目を覚ますのがいつかわからないそうなんです…」 顔に当てた手の下から涙が流れてくる。 「もしかしたら一生目を…」 「そんなことはない!」 「乃香さん…」 あたしは竜矢さんのとこに行きブラウスの襟を掴んだ。