この場所で過ごして final




ごめん…


私には紀子を幸せにできる自信がないんだ…



「ええ…」



紀子は少し寂しそうな顔だった。


申し訳なく感じた。


店を出て紀子は車で帰って私は紀子と別れた。


「さよなら」も言わないで。