「ぷっ」 「何がおかしい」 草宮は振り返って眉間にしわを寄せる。 「草宮可愛いな」 「なっ…!」 草宮の顔はますます真っ赤になってきた。 まるで熟したトマトみたいだ。 「うるせえ!とにかく俺といろ!」 「はいはい」 しばらくあたしは草宮と窓の外を見ていた。